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JabRefとWordを連携させるための強力マクロ![]() ただ、このマクロ、最初の導入が、少々面倒なので、ここで簡単に説明をしていく。 1. MiKTeXのダウンロード MiKTeXのBibTeXエンジンを利用するために、MiKTeXをダウンロードする。このソフトについて詳しく知る必要はない。MiKTeXのリンクは、こちら(新しいWindowが開きます)にあるので、訪ねて行って「Download "Basic MiKTeX" Installer」というのをダウンロードしよう。インストールは、とても簡単でダブルクリックすると、メニューが出てくるので、簡単にインストールできるだろう。 2.パスの設定 このマクロは、BibTeXパッケージへのパスの設定が必要なので、設定する。 スタートメニュー > 設定 > コントロールパネル > システム > 詳細 > 環境変数 を順に選択して、Pathに C:\Program Files\MiKTeX 2.5\miktex\bin を追加しよう。既にPathが設定してある場合は、最後にセミコロン「;」を記入した後、上のパスを記入すれば良い。 3. 隠しファイルを見えるように設定 デフォルトの設定だと、WordのStartupフォルダは見えないようになっているので、見えるようにする。 エクスプローラのメニューから ツール > フォルダオプション > 隠しファイルとフォルダ > 隠しファイルを表示する & システムフォルダを表示する を選んで、Startupフォルダを見えるようにしておく。これは、5の操作を終了後には、元に戻してもよい。 4 マクロをダウンロードする マクロをダウンロードする。場所は、こちら。ダウンロードする場所は、以下の場所にする。 C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Word\STARTUP <ユーザー名>のところは、自分のパソコン上でのユーザー名が入る。 5. JabRefのファイルを用意する。 JabRefで作成した拡張子が.bibのファイルを適当な場所に用意する。この時の注意点は、パスにスペースが入るとうまく読み込んでくれないことである。一番確実なのは、Wordと同じフォルダだが、Cドライブの直下などパスにスペースが入らない任意の場所に置いてもOKだ。もう一つの注意点は、JabRefのメモの部分に日本語でコメントなどを書いてあると、うまく動かない点だ。ひょっとしたらこれが原因ではないかもしれないが、いろいろ試したところ、日本語のコメントがある場合だけ、Data not foundになってしまうようなので、日本語のコメントは避けた方が無難であろう。 6. Wordを起動する。 Wordを起動すると、変なツールバーが表示されるようになっているはずである。 まずは、右から2つめのアイコンをクリックしてみる。ここで、bibファイルを指定する。ここでは、5の操作で作成した.bibファイルを指定する。 7. 引用する 実際に引用文献を挿入する際には、ボタンの「+」をクリックしよう。すると、ダイアログが現れるので、bibtexkeyを張り付ければOKだ。カンマで区切って複数の文献を引用しても良い。 8. リストを作成する 参考文献リストを作成するには、ツールバーの箇条書きマークのようなアイコンをクリックする。すると、自動的に本文中のBibTexキーが番号に変わって、対応する文献リストが末尾に作成される。 [追記:2009年3月27日] このマクロは、Word2007よりも前のバージョンにのみ有効なマクロであるため、Word2007では使えない。しかし、Word2007では、もっと簡単にJabRefのデータを使うことができるようになっている。詳しくは、本ブログのMicrosoft Word 2007 Bibliography stylesを参照してほしい。 【 作者 】 Mike Brookes 【 URL 】 http://www.ee.ic.ac.uk/hp/staff/dmb/dmb.html 【 参考 】 http://www.medicalnerds.com/how-to-use-jabrefbibtex-with-microsoft-word-2003/ 【 対応OS 】 Windows 【 ソフト種別 】 フリーソフト ■
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by tool_collector
| 2007-09-07 20:44
| 文章作成
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